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第22回 「スコティッシュも~ざますとか言ってみたい」

ケルトな国の代表格スコットランドは、みなさんご存知の通り、頻繁にちょっかいを出してきちゃ支配しようとしてくるイングランドが大嫌い。

誰であれ王様になったら、一度ぐらいはイングランドを攻めなきゃだめでしょ、みたいな雰囲気が代々受け継がれていた。
でも、どれだけ復讐心を燃え上がらせても、軍資金がなきゃ何もできない。

そんなスコットランドで(そしてアイルランドも同じ)伝統的に受け継がれてきた外交政策は、「イングランドの敵国と仲良くしよう」というものだった。
 

出展 pixabay.com

この時代は、もっぱらフランス。
フランスとしても、イングランドのことが大嫌いだったから(嫌いじゃなきゃ100年も戦争できない)敵国の北側に同盟国が作れるなんて願ってもない大チャンス。

とは言え、そういった好いた惚れたの話は「形」で示してくれなきゃ信用ならん、そんな残念な時代だったので、「形」つまりトツギーノ(嫁ぎ)で示すことになっていた。
娘が生まれたら同盟国へ嫁がせ、相手に娘が生まれたら自国の長男坊に嫁がせる、どこの国もそんな文化だったわけです。

まぁ、そんなわけなので、この時代のスコットランドの女王はフランス名家のお嬢さん。
そして彼女が生んだ娘が、のちの女王メアリだ。

ちなみにちょうどその頃、お父ちゃんであるスコットランド国王は、イングランドへ大攻撃を仕掛けたのにあっさり罠にハマって大敗北、そのショックでぽっくり死んでしまった。

存命の兄姉もおらず、はからずも生後6日で唯一の王位継承者となったメアリは、超過保護に育てられた。

特におフランス式最新トレンドを押さえたシャレオツ(死語)でハイソ(死語)な教育を受けたメアリは、その美貌も手伝ってフランスの上流階級ですっかり時の人になっていったわけです。