アイルランドの首都ダブリンの楽器メーカー Mcneela製のエボニー製ボーンズです。

<McNeela社の解説より>
ボーンズ Bonesは、世界でも最小クラスのパーカッションです。

ボーンズは民俗音楽で人気があり、アイルランド音楽の伴奏にも適しています。ボーンズは通常は動物の肋骨から作られるのですが、それは音色が良く、またその自然なカーブが演奏時に重要となるからです。しかしボーンズの形をまねた硬木の楽器もまた人気があり、骨のボーンズのように鋭い音が出ないため、それを好む音楽家もいます。

ボーンズにはいくつかの持ち方がありますが、ここでは初心者におすすめの持ち方をご紹介します。

ボーンズの膨らみのある面を互いに向け合い、幅の狭いほうを上にして持ってください。片方のボーンは人差し指と中指の間にはさんで(これをトップ・ボーンといいます)、もう片方のボーンは中指と薬指の間にはさんでください（これをボトム・ボーンといいます）。指は内側に折り曲げます。
トップ・ボーンは指でしっかりと押さえて固定し、ボトム・ボーンはゆるく押さえて動くようにします。ボトム・ボーンが、手を振った際に動きます。ボーンズをそれぞれ1センチほど離して構え、手を振ります。こうするとボトム・ボーンが動いてトップ・ボーンにあたり、硬い打撃音が聞こえるはずです（カ！）。

この動作を繰り返し、安定して再現できるようにしましょう。

ボトム・ボーンはゆるく押さえることが秘訣です。さもなくばボーンがうまく動かず、音が鳴らないでしょう。
今度は手を前後に1往復します。すると、「ロールRoll」という、三連符が出るでしょう。これがマスターできれば、もうボーンズの練習の最初の段階に来ています。これらの動作に慣れるまで、1回だけの打撃(カ！)、2回の打撃（カカ！）、そしてロール（カカカ！）を練習してください。