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Q&A
Q アイリッシュ・フルートは普通のフルートとは違うのですか?
A はい、違います。簡単にご説明しますと、現代のフルートができるちょっと前の時代、19世紀中ごろのフルートです。中でも、ケルトの伝統音楽では当時のイギリスで作られたフルートのモデルが好まれています。
Qアイリッシュ・フルートは普通のフルートとはどのように違うのですか?
A いわゆる普通のフルート、つまり「モダン・フルート」とアイリッシュ・フルートとの最大の違いは、運指です。モダン・フルートでのファ・ナチュラルがファ#になったり、モダン・フルートのシ♭がシ・ナチュラルになるなどが大きな違いです。同じ部分も多いです。そのほかの様々な違いについては、「アイリッシュ・フルートとモダン・フルートとの比較 」をご参照ください。
Q音の鳴らし方は、普通のフルートと同じですか?
A はい、同じです。音の鳴らし方については、こちらのビデオをご覧ください。
 
Q木のフルートは割れますか?
A 普通に使っていれば、割れることは、まずありません。普通というのは、演奏後に水気を拭きとる、直射日光や極端な乾燥を避ける、演奏しなときはケースに保管しておく、など常識的な扱いです。
取り扱いについては、こちらをご覧ください。
 
Q木のフルートは楽器の手入れが面倒なのでは?
fA 日頃のケアとしては、演奏後に水気を拭きとるくらいで、金属管フルートと変わりません。乾燥が激しい時にはオイルを塗ることもありますが、それほど神経質にならなくても、気がついた時に塗る程度で十分です。
お手入れについては、こちらをご覧ください。
 
Q移調楽器ですか?
A いいえ、違います。モダン・フルートと同じく、ソの音はピアノのソの音にあたります。楽譜も、実音譜を使って演奏します。ただし、F管など調の異なるアイリッシュ・フルートは移調楽器となります。すべて閉じた音をレとして演奏しますが、実際に出てくる音はファになります。
Qキーなしフルートとは何ですか?
A 半音を演奏するためのキー(金具)が付いていない、指孔だけが開いたアイリッシュ・フルートです。そのため、半音階を演奏することは困難ですが、アイルランド音楽を演奏する際には半音を使わないため、これでも十分対応できます。メリットは、キーのお手入れが不要なことと、価格が安くなることです。
Qキー付きフルートを使う利点は何でしょうか?
A
・半音階を適切な音程で、しっかりとした音量と音色で演奏ができます。
・通常のニ長調のスケールでも、キーを開くことで音程を微調整できます。
 例)C#はほとんどのフルートで低いので、Cロング・キーを解放して調節します。
・第3オクターブを全半音階で演奏できるようになります。
Qジャーマン・フルート(German flute)とは何でしょうか?
A 本来、ヨーロッパでは笛といえばリコーダーを指していました。ルネサンス~バロック時代はリコーダーが花形楽器で、リコーダーのための曲がたくさん作られました。
そのため、横笛には、わざわざ「横吹きの」というtransverseという語をつけて区別していました。
そんな中、ゲルマン系の国々でフルートが人気を博し、イギリスでは「ドイツのフルート」と言えば横笛を指すようになりました。
19世紀にはドイツはフルートの一大産地となり、ドイツで作られたキーのついた木製のフルートがイギリスやアイルランドにも輸入されました。
これらのフルートはイギリスのフルートよりも指孔が小さいことが特徴で、現代ではアイリッシュ・フルートと区別するためにジャーマン・フルートと呼ばれています。
Q普通のフルート(モダン・フルート)と運指は違うのですか?
A はい、かなり異なります。詳しくは運指表をご覧ください。
 
Qバロック・フルート(トラヴェルソ)とは違うのですか?
A かなり共通している部分がありますが、異なる笛です。
トラヴェルソは木製・円錐管の横笛で、19世紀までのバロック音楽で演奏されました。
アイリッシュ・フルートよりも先端に先に細く(テーパーがかかっていて)、歌口も指孔も小さいです。そのため、アイリッシュ・フルートのようにキーを使わなくても指使いとアンブシュアだけで半音階を演奏することができます。
当時の音程はラが415ヘルツだったので(現代は440ヘルツ)、現代よりも半音低く調律されていました。現代では、440ヘルツのトラヴェルソも一部では使われています。
440ヘルツのトラヴェルソであればアイリッシュ・セッションで演奏することもできますが、アイリッシュ・フルートよりも音量が小さいため、あまり心地よいとは言えないかもしれません。
Qチューニング・スライドの有無はどんな影響がありますか?
A チューニング・スライドが無いフルート、たとえばCasey Barnsのフルートでも継ぎ目を伸ばしてチューニングをすることができます。チューニング・スライドは肉薄の金属をつないでいるので、伸ばしても空間はできませんが、チューニング・スライドがないフルートの場合、木の厚みの分だけ継ぎ目に空間が生まれます。
その隙間は、すべて閉じたD(レ)の音ではあまり影響はないのですが、すべて解放したC#(ド#)の音をあるべき音程より低くしてしまいます。
Q専用のケースは付属していますか?
A 当店で取り扱っているアイリッシュ・フルート(D管)については、すべてケースを付けています。Gilles Lehart製作のフルートについては、専用のケースがないので、釣り具用のプラスチック・ケースをお付けしています。ぴったり収まり、軽くて丈夫な優れモノです。