管体(指孔の空いている部分)の形状の違いについて解説します。
円錐管は先が細くなっていますので、すべての指穴を塞いだ時、つまり最低音の時に息の出る管尻の孔が小さいです。
息の抜ける孔が小さいということは、音量も小さくなりますので、最低音のあたりは若干か弱く感じるかもしれません。
この点、円筒管は抜けが良いです。
一方、円筒管の笛には2オクターブ目の高音域に行くほど音程が上がりにくい傾向があり、かなり息を吹き込まなくてはいけません。
円錐管はその点では高音域の息がそれほど必要なく、吹きやすくなっています。
肺活量、息を吹くスピードに自信がなければ円錐管を選んでみてはいかがでしょうか。
老舗クラーク社の澄んだ音色が特徴的なティン・ホイッスル D管です。
アイルランドのファドーグの真鍮製 D管 ティン・ホイッスル。
アメリカの手作りケルトの笛職人マイケル・バーク氏のアルミ製ティン・ホイッスルです。