アイルランドの楽器メーカーMcNeela製の21キー アコーディオン B/Cです。
Wrenとはアイルランドの鳥「ミソサザイ」で、昔から歌のテーマとなりアイルランド人に身近な存在です。この商品は、アコーディオンがミソサザイのように身近な存在になってほしいということで開発されました。
入門用といっても、ダンスの伴奏に必要な機能はすべて揃っています。肝心のリードはトップ品質のイタリアで手作りされた製品を採用しており、豊かな音量があります。
おさえやすい真珠風の大きなボタン、調整可能な左手のストラップ、右手の親指を置く溝がついた設計で、演奏しやすくデザインされています。
ベース音はアイルランド音楽の伴奏がしやすいようにチューニングされており、初心者は最初から伴奏を入れながら練習をすることができます。
主な仕様は以下のとおり。
•イタリアで手作りされたリードを採用
•豊かな音量とカリっとした音
•調整可能な左手のストラップ
•ややウェットなチューニング※
•左手のベースはPaolo Soprani(イタリアの有名メーカー)式
•2列、21鍵盤B/C列
•表面は光沢仕上げ
•ソフトケースとストラップ付き
※ウェット…アコーディオンは1音に対して複数のリードが同時に鳴るのですが、各リードの音がきちんと揃ってすっきりしたものは「ドライ」、音程を意図的にずらして音の「うなり」を発生させて音色にインパクトを与えたものは「ウェット」といいます。
運指表はこちらからご覧いただけます。
重量 3.0kg
● アコーディオン奏者 木村穂波さんのレビュー
とても穏やかな響きを持ち、落ち着いた発声をするウェットアコーディオン。ゆっくりしたスローエアーなど、アイルランドの自然を想いながらゆっくりテンポの壮大な曲が弾きたくなるサウンド。高音には明るさがあるのも魅力。音の奥行が多彩に表現できる分、演奏にはパワーが必要だが、リードや蛇腹の反応は良いので慣れれば問題なし。
※コード部分:メジャーチューン向き。マイナーチューンには向いてないかも。
ダイアトニック・アコーディオンの音色に含まれるノイズ(雑音、風音)について
ダイアトニック・アコーディオンは、クラシックで使われるピアノ・アコーディオンなどとは異なり、音色に風音・雑味が混ざっていることが特徴です。
初めての方や、クラシックから伝統音楽に移行された方に驚かれることもあるのですが、この雑味のある音色が、伝統音楽の中で良い特徴、有用な表現方法のひとつとして捉えられております。
特に低音域の音色の方が、そういった特徴が顕著に現れることがあります。(特に、その日の弾き始めに起こりやすく、しばらく弾いているうちに雑味が落ち着くこともあります)
あらかじめそういった特徴をご理解いただいた上で、ご検討ください。また、実際に楽器を試されたい方向けに蛇腹楽器のレンタルサービスも行っておりますので、ぜひご活用ください。
「B/C配列とC#/D配列どちらを選ぶべき?」
● アコーディオンについての詳しい記事はこちら