バンジョーのスタイルは概ねモダンなスタイルかそれ以前からの古いスタイルかで捉えられます。古いスタイルは他の楽器のスタイルをバンジョーに置き換えた様な形です。
Gerry O’Connor
アイリッシュでバンジョーと言えばまず名前が上がる、名実共に現在のトッププレイヤーでしょう。CGDAのチューニングで弾くプレイヤーでもあります。アルペジオやドローン的な音を挟む変奏や自在なタイミングでのトリプレットによるドライブ感はモダンなスタイルのお手本です。楽器はライブでは故Dave Boyle作、レコーディングではClifford Essex Paragon等を使用している様です。
John Carty
いわゆる「古いスタイル」ですが要所要所でダブルストップやコードを重ねて緩急を付けるスタイルです。動画で弾いている楽器はOME社製で12インチリム、ロールドブラストーンリングのモデルです。
Angelina Carberry
トリッキーな所の無いストレートな装飾の入れ方は他の楽器でアイリッシュの経験がある人にも非常に参考になると思います。セッション指向であれば是非ともお手本にしたいスタイルです。ショートスケールの楽器(Oakwood社製)を使用しているプレイヤーです。