チューニングと運指
テナーバンジョーは通常フィドルの5度下のCGDA(4弦-1弦)にチューニングしますがアイリッシュではフィドルの1オクターヴ下のGDAEにするのが標準です。バンジョーは弦を張っていくとヘッドが沈んでチューニングがやや下がります。何度か繰り返すと下がり幅が小さくなってチューニングが合いますが、慣れてくると下がり幅が分かってきます。
お馴染みのD調とG調の音をGDAEチューニングの指板の上に示すと図15のようになります。赤字(3弦開放)がD管の笛の再低音に当たります。図では7フレット目までしかありませんが大抵はこのポジションだけで演奏できます。
図15 指板上の音の配置(奏者から見た目)