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バンジョーについて

楽器選びのポイント トーンリング


楽器選びのポイント

楽器選びのポイントとなる、音色に特に大きな影響がある要素を紹介します。

トーンリング

最もシンプルな物はロールドブラスやフラットバーと呼ばれる金属棒のリング(例: Gold Tone CC-IT)ですがバンジョー最盛期に様々に工夫され、それ自体が音色作りの役割を持つ様になりました。

 

図11 ロールドブラスタイプ(フラットバー)


  フラットヘッドやアーチトップ等というのはトーンリングの形状の事で、どちらも代表例はGibson社のMastertoneを真似たタイプです。フラットヘッドはリムの外縁でヘッドを支える形式(図12)、アーチトップは外縁より内側で支える形式(ポットの説明の図6)ですGibsonタイプのリム厚は3/4インチですので実際に振動するヘッド径はアーチトップの方が1.5インチ小さい事になります。あくまで大まかな区別でそれぞれ様々な形式があり、例えばアイリッシュ用で名機とされるEpiphone Recording AとGibsonタイプでは全く異なる形状をしています。概ねアーチトップの方が煌びやかさを抑えた硬質な音色で、立ち上がりが良いと言われます。

 

図12 フラットヘッドMastertoneタイプ


  アイルランド音楽においてはとにかくアーチトップという向きが強いのですが、他にはソリッドな響きで軽量なロールドブラスやロールドブラスにレスポンスの良さを加えたWhite Laydie(例: Gold Tone IT-250)タイプもアイリッシュ向きと言えます。
 
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