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ティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルートは吹いて楽しい、良い音がする素晴らしい楽器だけれど、それだけが魅力ではないのです。
この楽器の本当の価値が発揮されるのは、伝統音楽の世界。

ケルトの笛屋さんは、ただの楽器屋さんではなく、この楽器を通じて皆さんが伝統音楽の世界の楽しさ、奥深さに出会い、もっともっと音楽が好きになって頂きたいと思っています。

小さなティン・ホイッスルは、伝統音楽へのパスポート。
ぜひ、私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか。

台本のない音楽の楽しみ

突然ですが、『タイタニック』という映画をご覧になったことはありますか。
もうすっかり古い映画になってしまいましたが、1997年の公開当時、日本で大流行しました。この映画の中で、貧しいアイルランド人達が乗る三等船室の酒場で、楽器を弾いて踊ってどんちゃん騒ぎを繰り広げる楽しいシーンはとても有名です。

もうひとつ、またちょっと古いのですが、ジブリアニメ『耳をすませば』(1995)でも、主人公たちが即興で「カントリーロード」を合奏するシーンがありました。

あんな風に、楽器を使って仲間と楽しく演奏できれば人生がもっと素敵になると思いませんか?

これは伝統音楽に限ったことではなく、ジャズでもポップスでも良いのですが、音楽の楽しみの一つは、会話をするように自由自在に楽器を弾いて、仲間と楽しい時間を共に過ごすこと。

楽譜に書いてあることを読んで演奏するのは、それを例えすっかり暗譜してしまったとしても、台本のある演劇のようなものです。いかに作者の意図を汲んで自分らしく表現するかがテーマです。
これに対して伝統音楽は、台本のない自由なおしゃべり、という感じ。

アイルランド音楽のセッションは、共通の曲さえ知っていれば、いつでもどんな人とでも楽しめるコミュニケーションのための手段なのです。

セッションってどんな世界?

アイルランドに行けば、どんな片田舎にでも一軒はパブがあって、夜になれば仕事を終えた人々でにぎわいます。
さあドアを開けて、喧騒の中を人ごみをかきわけて奥へと進んで行きましょう。

部屋のすみの方から、音楽が聞こえてきます。
何人かの人たちが、手にアコーディオンやフィドル、ギターを抱えて、笛を吹いている人もいます。その周りを取り囲む人々は、片手にギネスビールのグラスを握って、静かに聴いています。

こんな光景が、今この時間も、世界のどこかで繰り広げられています。そう、東京でも、北京でも、アメリカやアフリカのどこかの街でも。

セッションとは、伝統音楽を愛する人が集まって合奏を楽しむ場です。
パブに限らず、音楽家が集まればどんなところでもセッションが始まります。
プロもアマチュアもなく、世代も性別も国籍も越えて、誰もがアイルランド音楽の素晴らしさを分かち合い、楽しむのです。

アイリッシュ・パブの世界的な広まりに伝統音楽の盛り上がりがマッチして、いまやセッションが開催されるパブは世界中のあらゆる国に存在しています。
どこかを旅行する時にセッションのあるパブを調べておき、笛一本持って行けばその国での滞在が特別なものになるでしょう。音楽は人と人と結ぶのです。

音楽は人を結ぶ


伝統音楽に限った事ではありませんが、音楽の素晴らしいところは、人がいなくては成り立たないことです。
楽器は、誰かが心をこめて作ったもの。
音楽を習うには先生が必要です。
ちょっと上手くなってきたら、誰かと一緒に演奏したくなります。
一緒に演奏していたら、楽しくなって誰かに聴いてほしくなります。

これが絵画という趣味だったら、一人でキャンバスに向かい合わなくてはなりませんし、誰かに絵を見てもらうのは、描いた本人がいない場所がほとんどでしょう。
音楽の素晴らしいところは、そこに常に人との関わりがあることなのです。

同じ趣味で繋がった友達は、一生の宝物。
旅行先で出会った異国の人とも絆が生まれます。

 

メロディは人から人へ


伝統音楽は、その名前のとおり過去の人々から現在の私たちへの贈り物。
楽譜を介さずに現代まで、親から子に、子から孫にと伝わってきました。
誰が作ったのかもわからない、おびただしい曲の数々は、人間の頭と心の中で、いままで生き続けてきたのです。

もちろん中には誰も弾かなくなって忘れ去られてしまった曲もあったことでしょう。
でもそれは悲しいことばかりではないのです。私たちは、今日まで生き残ることのできた、選りすぐりの本当に素晴らしい曲だけを演奏する幸運に恵まれているのですから。

伝統音楽の曲はクラシック音楽の練習曲とは違い、どんなに簡単な曲でも、ずっと長く長く演奏し続けることができ、常に発見と演奏する喜びがあります。
そして、新しい曲が生まれ続けていますし、古い曲も発掘され続けていますから、いつまでも飽きることがありません。

 

普通の人の、暮らし中にある音楽

出展 pixabay.com


アイルランド音楽は、普通の人が楽しむ、暮らしの中にある音楽。

上手くなるために一生懸命に頑張らなくても、長く続けてゆくことができます。
16小節くらいの短いメロディを繰り返し演奏するので、曲は誰でも覚えることができます。

2オクターブの音域で、調の種類も限られているので、技巧的なことができなくてもすぐに楽しむことができますから、不器用でも大丈夫。

自分が楽しんだり人と合わせたりするには、技術的にはそれほど高度なものを必要としないので、小さい時から楽器を始めなくても、いつからでも始められます。

これまでほとんど音楽をしてこなかった人が、気楽に誰かと一緒に音楽を楽しむには最高の音楽なんです。

 

ティン・ホイッスルは、伝統音楽へのパスポート


アイルランドの伝統音楽にはたくさんの楽器がありますが、これから始める人にはティン・ホイッスルを一番おすすめします。

ティン・ホイッスルは安くて、小さく軽くて、どこにでもありふれていて、誰にでも音を鳴らすことができます。
リコーダーよりも指孔の数が少なく下から指を離してゆくだけの単純な指づかいはすぐに覚えることができます。

音域は2オクターブしかありませんが、伝統音楽の曲の音域もまた2オクターブしかないのです。
ティン・ホイッスルでアイリッシュ・セッションの90%の曲は演奏できると言っても良いでしょう。

数多くの楽器があれど、このような楽器はティン・ホイッスルだけ。
ティン・ホイッスルは、伝統音楽の世界に触れるには最適の楽器なのです。