アイルランドの首都ダブリンの楽器メーカー Mcneela製の16インチ バウロンのノン・チューナブル・モデル(深さ 約4インチ)です。ケース、ティッパー(バチ)付き。 直径412mm 高さ100mm バチ 208mm 31g アイルランドの首都ダブリンに工房を構える楽器メーカーMcNeela社は、創業者パライック・マクニーラによって1979年に創業、現在も家族で経営されています。バウロン専門の楽器店として創業したのち、現在は伝統音楽に特化した総合楽器メーカーとして、世界中のアイルランド音楽ファンの人気を集めています。 McNeela社のバウロンは全体的に「アイルランドらしい」、精巧さや緻密さをあまり気にしない作りが特徴ではありますが、演奏に最も重要な革の品質はとりわけ優れています。その特徴は、たっぷりとした低音域とよく響く高音域のバランスがうまく取れていることです。McNeelaのどのモデルでも同じ品質の革が使われています。 サイズについて 標準的なサイズは16インチです。低音が気持ちよく響き、バウロンらしい打ち心地・演奏感が得られます。打面が大きいと音量も大きくなりますが、大きなサイズのバウロンは革を裏側から手で押さえて演奏すると音量を小さく抑えられるため、初めてバウロンを演奏する方には16インチをお勧めしています。一方で小さめの13〜14インチは、携帯しやすく、集音マイクで音を拾いやすいためステージで演奏するのに向いています。 チューニング機能について ノン・チューナブルの楽器は器具によるチューニングができないため、打面に霧吹きなどで水分を含ませて柔らかくしたり、乾かして固くしたりすることでチューニングをします。非常にシンプルな方法ですが、バウロン奏者として「革のことを学ぶにはノン・チューナブルからはじめるのがよい」とされています。チューナブルの楽器には、手で回せるネジのタイプのハンド・チューンHand Tuneと、付属の小さな六角棒スパナで六角穴を調整するタイプがあります。ハンド・チューンの方がチューニング箇所が多く、細かなチューニングに対応している反面、通常の演奏時には少し調整に時間が掛かってしまいます。 リムの深さについて リムとは木枠の奥行きことです。McNeela創業当時は浅型が主流でしたが、近年は奥行き深い「ディープ・リム Deep Rim」のほうが人気があります。リム(奥行き)が浅いモデルは軽く持ち運びが便利ですが、音を響かせる空間が少ないためディープ・リムに比べて低音が弱く感じるかもしれません。セッションなど大人数での演奏の際には、携帯性が便利で音が控えめな浅型が適しています。一方でディープ・リムは手の当て加減で音量の調整(ミュート)が可能ですので、パフォーマンス用としては演奏の幅が広いディープリムの方をオススメします。 背面のバーについて バウロンの裏側についているT字のバーは、かつてバウロンの枠が柔い木材で作られていた時に、その枠を内側から支えるために作られたのが発祥です。バーを持って演奏することもできることから現在のモデルにもついていますが、多くのバウロン奏者はパレードなどでの立奏を除いて、このフレームを取り外して演奏しています。取り外し・再取り付けは可能ですので、お好みでお選びください。 近年では、手の甲を背面のバーに押し当てることによって、太鼓の革を押さえる圧力を高める奏法も流行の兆しを見せているようです! バウロンのメンテナンスについて メンテナンスが必要な箇所は革のオモテ面(バチで叩く側)のみです。ガーゼなどに100%の天然系の油(椿油やオリーブオイルなど)を含ませて、全体をまんべんなく拭いてください。油の塗布後は革が柔らかい状態になりますので、しばらく演奏・練習は控えてください。油を塗る頻度は半年に1回程度で十分です。革の裏面は日頃から手の脂などがついているため、特に改めてオイルでメンテナンスをする必要はありません。木枠のヒビや割れは木工ボンド等で補修してください。
サイズについて 標準的なサイズは16インチです。低音が気持ちよく響き、バウロンらしい打ち心地・演奏感が得られます。打面が大きいと音量も大きくなりますが、大きなサイズのバウロンは革を裏側から手で押さえて演奏すると音量を小さく抑えられるため、初めてバウロンを演奏する方には16インチをお勧めしています。一方で小さめの13〜14インチは、携帯しやすく、集音マイクで音を拾いやすいためステージで演奏するのに向いています。
チューニング機能について ノン・チューナブルの楽器は器具によるチューニングができないため、打面に霧吹きなどで水分を含ませて柔らかくしたり、乾かして固くしたりすることでチューニングをします。非常にシンプルな方法ですが、バウロン奏者として「革のことを学ぶにはノン・チューナブルからはじめるのがよい」とされています。チューナブルの楽器には、手で回せるネジのタイプのハンド・チューンHand Tuneと、付属の小さな六角棒スパナで六角穴を調整するタイプがあります。ハンド・チューンの方がチューニング箇所が多く、細かなチューニングに対応している反面、通常の演奏時には少し調整に時間が掛かってしまいます。
リムの深さについて リムとは木枠の奥行きことです。McNeela創業当時は浅型が主流でしたが、近年は奥行き深い「ディープ・リム Deep Rim」のほうが人気があります。リム(奥行き)が浅いモデルは軽く持ち運びが便利ですが、音を響かせる空間が少ないためディープ・リムに比べて低音が弱く感じるかもしれません。セッションなど大人数での演奏の際には、携帯性が便利で音が控えめな浅型が適しています。一方でディープ・リムは手の当て加減で音量の調整(ミュート)が可能ですので、パフォーマンス用としては演奏の幅が広いディープリムの方をオススメします。
背面のバーについて バウロンの裏側についているT字のバーは、かつてバウロンの枠が柔い木材で作られていた時に、その枠を内側から支えるために作られたのが発祥です。バーを持って演奏することもできることから現在のモデルにもついていますが、多くのバウロン奏者はパレードなどでの立奏を除いて、このフレームを取り外して演奏しています。取り外し・再取り付けは可能ですので、お好みでお選びください。 近年では、手の甲を背面のバーに押し当てることによって、太鼓の革を押さえる圧力を高める奏法も流行の兆しを見せているようです!
バウロンのメンテナンスについて メンテナンスが必要な箇所は革のオモテ面(バチで叩く側)のみです。ガーゼなどに100%の天然系の油(椿油やオリーブオイルなど)を含ませて、全体をまんべんなく拭いてください。油の塗布後は革が柔らかい状態になりますので、しばらく演奏・練習は控えてください。油を塗る頻度は半年に1回程度で十分です。革の裏面は日頃から手の脂などがついているため、特に改めてオイルでメンテナンスをする必要はありません。木枠のヒビや割れは木工ボンド等で補修してください。