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高音ブリッジのチューニング


何とかして!高音ブリッジの両側で音が合わせられない!

ダルシマーを弾く人は大概どこかでこのような経験をしていることでしょう。とにかくチューニングする弦が多すぎますし、高音ブリッジの片側はチューニングできても、同時に両側は…というのはイライラするものです。しかし(あなたのダルシマーが構造的におかしくなっているのでなければ)この問題は自分で解決できます。

高音ブリッジのチューニングを難しくしている3つの要因があり、それを解決策も添えて、より一般的な方から並べてみました。それを全部通して読んでいただいてもいいし、下の3つを読んで、もっともありそうなところへ飛んでもいいと思います。1つ注意しておきたいのは、この解決策はダスティーのダルシマーには有効ですが、他のダルシマーにも有効かどうか確かなことは言えないということです。ダルシマーは歴史のある楽器で、すべての楽器が同じように作られているとは限らないのです。

・1本か2本の弦の音が少しずれているのですか?その場合はブリッジの滑りがわるい可能性があります。
・1本の弦だけが大きく外れていますか?弦がサイドブリッジと接触していないせいかもしれません。特に弦を替えたばかりの時はその可能性があります。
・並んだ弦がすべて外れていますか。あるいはブリッジの片方の端は音があっていて、離れていくにつれてだんだん音がずれてきますか?その場合は高音ブリッジがずれていて、元に戻す必要があるかもしれません。


● ブリッジの滑り

高音ブリッジでは、1つのチューニング・ピンを回して2つの音を調弦していることに気付かれたでしょう。理想通りにいけば、弦はブリッジを越えてスムーズに滑り、片側の音が合えば、もう一方の側も合うはずです。しかし実際には弦がブリッジを越えるところの滑りがわるく止まってしまうことがあります。ブリッジの両側で弦の張りが同じにならないと、完璧な5度にはなりません。

これに対処する1つの方法は、チューニング・ピンから遠い方の音を先に調弦することです。もしチューニング・ピンがダルシマーの右手にあれば、高音ブリッジの左手の音から調弦を始めます。その後で近い側の音をチェックします。もし少しずれていても、遠い方の音に影響を与えずに微調整できるでしょう。

弦の張りを均一にするもう1つの方法は、ブリッジのところで、指で弦を持ち上げてみることです。ブリッジキャップの滑りがわるい場合は、これを何度かする必要があるかもしれません。



● 弦がサイドブリッジと接触していない

高音ブリッジを挟む5度の調弦がうまく働くために、それぞれの弦が高音ブリッジだけでなく両サイドのブリッジにもきちんとつながっている必要があります。
 

出典 Dusty Strings ホームページ


弦を頻繁に取り替えないと忘れがちなことですが、チューニングピンに弦を巻く時、ピンの穴からサウンドボードに向かって下向きに巻く必要があります。もし忘れてしまって上向きに巻いたら、弦はサイドブリッジに触れません。つまり弦の震える部分がその分長くなり、5度の関係が崩れてしまいます。これを正すには一度弦を解いて、下に向かうようにまき直すことです。こうすると弦はサイドブリッジのキャップにきちんと接触します。

 

出典 Dusty Strings ホームページ


● 高音ブリッジが移動した

ブリッジは接着剤で固定されているのではないと言うと驚かれる方もおられますが、実は弦の張力でその場に留まっているのです。つまり何かのはずみでブリッジが動くこともあり得ることで、そうなると両サイドの音のバランスが崩れてしまいます。それ程よくあることではありませんが、もし並んだ弦が同じ方向に音がずれていたら、ブリッジの位置がずれている可能性があります。これを正すのには、動いたところを軽くたたいて元に戻す必要があります。

ブリッジ全体が動いたということもありますし、ブリッジの片方の端は正しくて、もう一方の端が動いていることもあります。あるいは真ん中あたりの一部分だけということもあります。もしブリッジの中で音のあっているところを見つけたら、その場所にマスキングテープを張って位置がわかるようにしておきます。こうすると他の場所を正そうとして、正しい場所まで動いてしまっても、元に戻すのが容易です。またブリッジに沿わせて、ブリッジが曲がっていないかを確かめる真っ直ぐなものがあると便利です。

さらにブリッジを傷つけないようにそっと叩くものが必要です。このためには消しゴム付き鉛筆を使うことができます。(消しゴムをブリッジに当て、鉛筆の反対側をハンマーでそっと叩きます。)または、定規を使ってみることもできます。(先を靴下か包帯のようなもので覆って、ブリッジを傷つけないようにして、定規を弦の下に滑り込ませて、ブリッジを横から叩きます。)弦を緩める必要はありません。弦を弛めない方が、ブリッジがちょうどいいところに動いたかどうか、判断できます。
 

出典 Dusty Strings ホームページ


準備が出来たら、ブリッジの狂っている部分をそっと叩いて正しい位置に戻します。もし左側の音があっていて右側が低かったら、右に動くように叩いてください。もし左側の音があっていて右側が高かったら、左の方に移動させてください。ブリッジの根元、サウンドボードに近いところを叩くように気を付けてください。弦の台を割ってしまう恐れがあるからです。力を入れる必要はありません。動かし過ぎてはいけません。音とブリッジの歪みがないことを計測しながら、少しずつ動かしてください。チューナーで計る前に、左右の弦の張りが均一になっていることを確認してください。