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メンテナンスと困った時の対策


ここで答えが見つからない場合は、「よくある質問」もご覧いただくか、ダスティーにお電話ください。

● ガイドブック

ダスティーのハンマーダルシマーには詳細なガイドブックが付いています。こちらもご覧ください。
 
 
● 一般的なメンテナンス

ダスティーのダルシマーは透明のニトロセルロースラッカーで何層にも塗装されていて、美しさを保つために磨いたり、何かを塗ったりする必要はありません。湿度に注意する(下の項目をご覧ください)以外では、ダルシマーを守る一番大切なことは埃をつけないようにすることです。大きな部分には羽のはたきが役に立ちます。ピンの周りには絵筆が便利です。弦の下の埃をはらうのには、ものさしの先に薄い靴下やハンカチをかぶせて使ってみてください。頑固な汚れや何かがこびりついている時は、水か薄いガラス用洗剤を布に付けて拭いてみてください。

楽器・家具磨きやオイルは使わないでください。ものによっては後に塗装を塗り直す時の障害になります。しかし実験してみた結果、Tibet Almond Stick という名の家具用オイルがダスティーのダルシマーの表面に出来たくぼみや引っかき傷を隠すのに使えることがわかりました。詳しくはアンチ・エイジング・キットをご覧ください。


● 温度

ダルシマーを極端な温度変化から守ってください。直射日光の当たるところ、暑い車の中、凍るような屋根裏部屋に置かないでください。車内の温度はあっという間に危険な温度に上がってしまいます。27℃の日に、たとえ窓を少し開けて日陰に置いても、車の中の温度は30分もすれば楽器の接着剤が柔らかくなるぐらい暑くなってしまいます。高温の影響はすぐに表れないかもしれませんが、いったん接着剤が柔らかくなると弦の張力で徐々に楽器が壊れていってしまうのです。大雑把な目安として、人が快適でない環境はダルシマーにとっても快適でないのです。

湿度に注意をはらうことも大切です。湿度については次をお読みください。


● 湿度と乾燥

湿気と乾燥について知っていただきたいことが多くありますので、長文の記事と短いお知らせを書きましたのでぜひ読んでください。基本的には空気中の湿度が少なすぎるとダルシマーにひびが入る危険性があり、湿度が高すぎるとサウンドボードが膨張して反ってきます。しかしご心配なく。湿度をチェックして安全な範囲に保っておく比較的簡単な方法があります。

ブログ:楽器を湿気や乾燥から守る(英文)
別記事「乾燥と天然木の楽器について」


● ダルシマーの輸送

ダスティーのクッション付きケースは、様々な交通手段での移動で、ダルシマーを衝撃から守ります。車の移動ではブリッジの側を上にして他の荷物の上に置くか、ケースのハンドルが上を向くように立てて、倒れないように支えをしてください。ダルシマーに直射日光が当たる状態で長く移動するようでしたら、反射シートをかけて熱を遮ってください。暑い日に駐車した車の中に楽器を放置する危険については、上の「温度」の項目をお読みください。

ダルシマーをもって飛行機に乗るには気を付けることがあります。たぶん機内に持ち込むことはできないと思いますし(詳しくはこちらをご覧ください)、預ける場合は通常のソフトケースや段ボールケースでは十分ではありません。ダルシマーをもって頻繁に飛行機に乗るのなら、しっかりしたケースをお求めになる方がいいでしょう。飛行機用ケースをオーダーで作る会社もあります。たまの旅行でしたら、ダルシマーを段ボールの箱に入れて送るか、飛行機で預けるなどが簡単でしょう。発泡スチロールや気泡緩衝材(プチプチ)で包むため数インチの余裕のある箱が必要になります。ダルシマーが動かないように、またダルシマーが直接箱に触れないように、きちんと箱詰めしてください。


● 弦がうなる

演奏したときに耳障りなノイズが聞こえたら、弦がサイドブリッジにきちんと乗っていない可能性があります。弦を打った時にブリッジとの間で震えるのです。弦を打った時にうなる弦をさがし、チューニングピンのすぐ横で弦を押さえてみるとわかります。これでノイズが消えたら、チューニングピンを弛め、弦を押さえながら巻き直してノイズを消すことができます。サウンドボードに向かって巻いて、弦がしっかりとサイドブリッジに乗るようにしてください。

また高音ブリッジか低音ブリッジの位置がずれていて、弦がブリッジの隙間の穴を通る時にブリッジに触れてノイズを出してしまうこともあります。これも修正することができますが、ブリッジを壊したり曲げたりしないように、ブリッジを動かす時には十分気を付けてください。


● チューニングのヒント

チューニングするときには、ギター用のピックで弦を鳴らすことをお勧めします。こうすると、はっきりした大きな音がして、一つの弦を際立たせてチューニングしやすくなります。クリップ付きのチューナー(またはDulci-Tune)があると便利です。

高音ブリッジのチューニングでは、ブリッジの両側で音を合わせるのが難しいのです。これにはいくつかの理由があり、その解決法については高音ブリッジのチューニングをご覧ください。


● 金属部品と部品を失くしたとき

ダスティーのダルシマーを修理したり、整備したりするのなら、必要な部品を探すお手伝いができます。ブリッジキャプのようなよく必要とされるものはこちらのウェブサイト(英文)で見つけることができますが、ここにないものでも、ご遠慮なくお電話でお尋ねください。

もし自分でダルシマーを作ろうと思われるのなら、高品質のツィターピンやヒッチピンも販売していますが、残念ながら設計にアドバイスしたり、提案したり、ブリッジなどの他の部品を提供したりすることはできません。しかしMusicmakersがお手伝いできるかもしれません。


● ダンパーを使う

ダンパーやペダルの取り付け方がわからなければ、ここに説明があります(英文)


 
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