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店長、ケルトの国へ行く

17日目 水族館と映画館と大家さん

さて、この旅行の中で、もっともめんどくさい1日がスタートです。

というのも、この日の夜に、ブルターニュ行きのフェリーに乗るわけですが、そのスケジュールだと、当然チェックアウトはこの日にしないといけません。
朝の10時にチェックアウトすると、スーツケースなど全荷物を抱えた状態で、夜のフェリー発までプリマスの町を観光しないといけないわけです。

プリマスにはじめて着いた日に、スーツケースと共に10分歩いただけでヘトヘトになっていたぼくとしては、どうにかスーツケースを持たなくていい方法を考えたかったんですが、ネットによると英国に「コインロッカーや荷物を預けられる場所はない」と書いていて、絶望的。
どうしたもんかなぁと思いながら、チェックアウトの時間です。

その際、シャーロック(大家さん)が色々とこの旅行のことを聞いてくれたので、おととい動物園に行った話、昨日ペンザンスまで行ってお祭りに参加した話なんかをして、今日はフェリーでフランスに発つんだ、と雑談に花を咲かせます。
その流れで、あとこの辺に荷物を預けられるところはありませんか?と聞いたら、「なんだい水くさいな、そんなの遠慮しないでうちに置いていけばいいよ。ぼくらがいるときは、同じ部屋に置いておけるし、出かけるときは二重に鍵をしていくから絶対安全だよ!何時ぐらいに取りに来るかだけ教えておいてくれれば、それでいいよ」と感動の提案!
もう、店長のボキャブラリーをフル稼働して、感謝を伝え、お言葉に甘えさせていただくことに。

おかげで、超身軽な財布・ケータイ・予備充電器だけを持って、プリマスの町観光へ!
嗚呼、夢のよう!
スーツケースなしで旅行ができたらどんなに楽なんだろう。(キング・オブ・怠け者)

この町は、ボートやヨットなどの発着場が町の真ん中にあって、それを囲う湾の町なんです。
で、その湾のこっち岸から向こう岸に渡れる小さな橋があるんですが、その橋がまさかのメンテナンス中で、ずっと対岸側に行けてなかったんです。
なので、今日はグルーっと回って、その対岸側にある水族館へ足を運びます。

入り口が驚異的にわかりづらかったんですが(メンテ中の橋側が正面入り口)なんとか到着、さっそくチケットを買って館内を進みます。
すると道順に「さあ、海の旅のはじまりだ!」みたいなサインが出てきて、水族館好きの店長としてはウキウキ。
その順路通りに足を運ぶと、ドーンと登場したのは…

カフェ?

え?あれ?
と不思議に思いながらも、朝ごはんも食べてなかったんで、ちょうどいいやとフィッシュ&チップスとコークを注文。

・・・
なんでしょう、この感じ。
お魚を鑑賞する前に、お魚を完食しちゃったんですけど、これは順路として正しいんでしょうか??

まぁ、野暮なこといっても仕方ないので、お腹いっぱいになった状態で、鑑賞開始。

やっぱり、なんだかおかしいぞ。
水槽の中に、おかずが泳いでいるようにしか見えない。
寿司か刺身のパンフレットを片手に、水族館を回っているような背徳感を味わいながらも、ちゃんと楽しめたので、再度町に繰り出します。

ただし、こちら側のエリアはなんだか閑散としていて、あまりお店がない。

その代わり、大きなショッピングモール 兼 映画館があったので、ちょうどいいやと、映画を観ることに。

これがまぁ、とんでもなくつまらない映画でしたが、英国で映画を観るという経験自体は悪くなかったので、ちっちゃいことは気にするな、わかちこわかちこ精神でそのままモールでまったりします。

お昼ごはんを食べたり、おみやげ屋さんを見ているうちに、気づけば夕方になってきたのでホテルに戻ります。(徒歩40分)
そして、この観光中スーツケースを預かってくださっていたシャーロック大家さんに再度あふれんばかりの感謝を伝え、きちんと多めにチップをお渡しして、いざフェリー乗り場へ!
 
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