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ケルトの笛奏者の紹介

Matt Molloy
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Matt Molloy

 

バイオグラフィー   

  マット・モロイ Matt Molloy(1947-)は、カウンティ・ロスコモン出身のフルート奏者です。

1970年代に本格的に演奏活動を始めて以来、アイリッシュ・フルートの演奏スタイルとアイルランド音楽の普及に多大な影響を及ぼしてきたプレイヤーであり、オフィシャルウェブサイトに掲載されているディスコグラフィでは、参加した録音作品の数は70以上にのぼります。この半世紀のアイリッシュ・フルートの発展史を語る上で欠かせない、最も重要なプレイヤーの一人です。
 

経歴と演奏スタイル   


アイルランドの中でもフルート演奏の盛んなロスコモンに生まれ、父を初めとする家族の影響でフルートの演奏を始めました。19歳の年にはフルートでオールアイルランドのタイトルを獲得します。このころ、技術者としての職を得てダブリンに移住し、ブズーキのドーナル・ラニーDonal Lunnyやフィドルのトミー・ピープルズ Tommy Peoplesとの親交を得たことが、のちのボシーバンドThe Bothy Bandでの活動につながっていきます。

演奏スタイルとしては、スライゴー・ロスコモン地方の地域スタイルをベースに、イーリアン・パイプスの奏法のニュアンスを取り込んだ流麗な奏法で知られています。
特にパイプスの代表的な装飾音であるクラン Cranningを多用するスタイルや、通常より半音高いEbチューニングの楽器を録音に用いる手法において、後に大きな影響を与えた先駆者であるとされます。

初期の録音ではシドニー・プラタン Sidney Prattenの設計によるブージー社 Boosey & Co. のアンティークフルート(現在のアイリッシュ・フルートの設計の元になっている楽器の一種)を使用していましたが、のちにアメリカのパトリック・オーウェル Patrick Olwellのフルートに傾倒し、現在では主にオーウェルのフルートを使用しています。
 

ボシーバンドでの活動   


1974年、ドーナル・ラニーが結成したバンド、シャフター Seachtarに設立メンバーとして参加すると、バンドはやがてボシーバンドと改名し、1975年には1枚目のアルバム(レーベルの記載は"1975")をリリースします。
当時まだアイルランド音楽をバンド形態で演奏することは珍しかった中で、伝統的なユニゾン演奏にとらわれない複旋律を多用したアレンジと、参加メンバーの高度な技術に裏打ちされたアンサンブルによって、バンドは一躍アイルランド音楽の革新者としての評価を獲得します。1979年に解散するまで、ボシーバンドはライブ盤を含めて4枚のアルバムをリリースしました。
 

チーフタンズでの活動   

  ボシーバンドが解散すると、1979年にはフルート奏者のマイケル・タブリディMichael Tubridyの後任としてチーフタンズThe Chieftainsに参加します。
チーフタンズは、イーリアンパイプス奏者のパディー・モローニ Paddy Moloneyを中心として1962年に結成されたバンドで、1975年には演奏で参加した映画「バリー・リンドン」がアカデミー歌曲賞を受賞したことにより、大きな知名度を得ていました。
マット・モロイの加入後、バンドはさらに活動の幅を広げ、世界各国へのツアーと、現地の著名ミュージシャンとの共演により、アイルランドの音楽大使としての評価を確立していきます。日本へもこれまでに10度以上ツアーで訪れていて、アイルランド音楽の普及に大きな役割を果たしてきました。
 

パブ Matt Molloy's   

  バンドでの演奏活動のかたわら、彼はウェストポートの古いパブのオーナーとなり、セッションパブとしての運営にも携わってきました。
このパブMatt Molloy'sでは毎晩セッションが開催され、彼自身が参加することもあります。昼間にはパブの前でバスキングをする人も見られ、セッションの聖地として、数あるアイルランドのパブの中でも独特の存在感を放っています。

このパブで録音され、1993年にリリースされたアルバム"Music at Matt Molloy's"は、アイルランド音楽のセッションの雰囲気が伝わる録音として、今でも聴き継がれている名盤です。

演奏動画   

CD "Stony Steps" (1987年)   

  マットの闊達なフルート演奏を、生き生きとした伴奏によって楽しめる極上の一枚。ちりばめられた装飾音と変奏は、フルート奏者には大いにお手本になるでしょう。
このCDからは、本当にたくさんの曲をコピーしました。
フルートで吹きやすい伝統的なレパートリーから、当時はフィドルのレパートリーでフルートでは演奏していなかった難曲まで含む野心的な曲の数々。
スローな曲も入って、アイリッシュ初心者にも聴きやすい。
共演はArty McGlynn (guitar)、 Donal Lunny (bouzouki、 bodhrán)。
 

ソロアルバム   


●Matt Molloy(1976)
●Heathery Breeze (1981)
●Stony Steps (1987)
●Shadows on Stone (1997)
 

ユニット   


●Molloy, Brady, Peoples(1978)
 Paul Brady(ギター) Tommy Peoples(フィドル)とのトリオ
●Contentment is Wealth(1985)
 Sean Keane(フィドル)とのデュオ
●The Fire Aflame(1992)
 Sean Keane,Liam O'Flynn(イーリアン・パイプス)とのトリオ
●Music at Matt Molloy's(1993)
 ウェストポートで経営するパブでのセッション風録音。ゲスト多数
●Pathway to the Well(2007)
 John Carty(フィドル)とのデュオ

公式ホームページや情報など


The Bothy Band, The Chieftainsのアルバム、およびドーナル・ラニーのバンドPlanxtyへの参加作品や、他のアーティストのアルバムへのゲスト参加は非常に多数にわたるため、オフィシャルサイトのディスコグラフィ参照。

Matt Molloyホームページ
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