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店長、ケルトの国へ行く

3日目 バスツアーでウィスキー蒸留所へ

本日は朝から、先日申し込んだバスツアーに参加

英語力の怪しい人が、海外旅行に行った時あるあるな気がしますが、一番肝心な情報に限ってフワッとしてることってないですか?

たとえば、今回のバスツアーは滞りなく申し込めたんですが、バスの発着場所の説明が7割ぐらいしか聞き取れなかったんです。
朝の早く(店長的にね)からその場所に集合なんですが、こっちは「新宿1丁目」ぐらいのざっくりした情報しか持ってませんから、さらに早く行って、その界隈でバスが出発しそうな土地を求めてふらりふらり。
すると、「バスツアーの方ですか?」と元気なお兄さんが声をかけてくれて、ことなきを得ました。ありがとう、お兄さん。

バスツアーの運転兼ガイドさんは、赤毛が素敵な肝っ玉かあさん系の女性1人。

運転しながら、いろいろなことを解説してくれるんですが、その解説に合うBGMも用意していて、合間合間で音楽鑑賞の時間を設けたりと、その用意周到さに感心しました。

ツアーは、映画「ブレイブハート」の主人公でもあるウィリアム・ウォレスの記念館や彼が活躍した戦場跡めぐり、ウィスキー蒸留所、ハイランド入り口にあるすごく古い町、メアリ女王が一時幽閉されていた古城のある湖、そして有名な鉄橋とそのすぐ横にある美味しいアイス屋さんを巡るプラン。

メインイベントでもあるスコットランド最古の蒸溜所「The Famous Grouse Experience」で、ウィスキーの作られる過程を体験し学べるツアーに参加。
ところが!

このガイドさんのしゃべっている言葉が、まったく理解できない!


まじですか、店長の英語力(自称)Lv38は、間違っていて、本当はLv3.8なんじゃなかろうか、というぐらい、本当に理解できないんです。
こんなに集中してリスニングするのは何かの試験以来というぐらい、本当に集中して聞いていると、そのうち1割ぐらいわかるようになりました。

あまりのわからなさに、軽くショックを受けつつも、そのガイドさんの解説の仕方とか、パフォーマンスがすごい魅力的で、「きちっとした姿勢・動きで、わかりやすく丁寧に説明し、参加者の方に理解を深めてもらう」みたいな日本的おもてなし精神というよりは、「わたし、思ったことをしゃべってます」ぐらいの自然な語り口にすっかり魅了されてしまいました。(全く何言ってるかわからないけどね)

アメリカやヨーロッパは、すれ違う時に知らない人同士でも笑顔を向けて自然と挨拶することが普通ですし、誰かにしゃべりかけること自体のハードルが日本ほど高くないのが魅力のひとつでもあります。(日本は知らない人に話しかけるまでのハードルが高いというよりは、踏むべきステップが多い感じ)

なので、「しゃべりかけたいけど躊躇する」みたいな感覚が薄いように見受けられます。
そういえば、友人のアメリカ人が「君の名は。」を見た後に、「なんで彼らはあった時にすぐ話さなかったんだ?」と不思議そうに言っていましたけど、そんな感じなんでしょう。

と、いろいろ言いましたけど、つまり店長ももうちょっとしゃべっときゃよかった!と、小さな後悔をした蒸留所のスモーキーな思い出でした。

この日は晴れ・曇り・小雨・大雨・大風がランダムに繰り返される日で、「イギリスは1日の中に四季がある」ということわざを体験する日になりました。(ガイドさん曰く”あとは雪が降ってきたら完璧ね!”)

最後の目的地は「フォース橋」という、1890年に建造され、その頑強な作りから「鋼鉄の怪物」と親しまれている鉄橋。
その昔、同じところに橋をかけていたそうですが(テイ橋)、強風の街エディンバラの自然に耐えきれず崩壊、多くの人が亡くなるという悲劇があったそうです。
その教訓から、厳しい自然をものともしない頑強な作りが考案され、建造から130年近くたった今でも現役の鉄橋として活躍しているんだそうな。
 
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