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店長、ケルトの国へ行く

17日目 フェリーの旅は、ケルトの歴史旅

その昔、英国のあるブリテン島で平和に暮らしていたケルトのみなさんを、キャッホーイと攻撃する人たちが現れました。
北(現在のスコットランド)からはピクト人、西(現在のアイルランド)からはスコット人、そして南の大陸側からはアングロ・サクソン人がケルトのみなさんを襲います。

そんな怖い人たちから、逃げに逃げてたどり着いた地コーンウォールでしたが、そこでも安全が確保できなかったことから、「こうなりゃ海へ逃げるしかない!」と、みんなこぞって海に飛び出しました。
そして、たどり着いた地に町を築き、ブルターニュと名付けることになります。

歴史コラム「フリーザ様の急襲」「そうだ、海へ行こう」でもう少し詳しく書いています。

とまあ、雑な紹介になりましたが、今回はそのケルトの船旅を再現したくて、この日程を考えました。
英国コーンウォール発のフェリーに乗って、フランス ブルターニュ(ロスコフ)へ!

旅行の計画を立て始めた当初は、hataoさんが6月下旬からヨーロッパ旅行に出発されるので、それとかぶらないように、スコットランドからロンドン界隈をゆっくり観光するプランを考えていたんです。
でも、なんとなく似たような時期に海外に行くんであれば、ケルトの笛屋さん全社員(つまりぼくとhataoさん)がケルトの地で再会するのも楽しそうだなと、ふわっと提案してみたら、いいね!という流れになったので、hataoさんの旅行に重なるようにプランを組み直して、ひとりで旅する自信がないブルターニュで合流させてもらうことになったんです。


さて、ホテルでスーツケースを受け取ったあと、まだフェリー発までは時間があったんですが、そこまで歩く(徒歩45分ぐらい)のがどうしてもめんどくさかったので、タクシーを呼んでいただき、サクッとフェリー乗り場へ到着。

さて、フェリーの料金は6000円ぐらいだったんですが(安い!)仮眠用の船室を予約すると、料金が倍になったので、個室でもないし何だかもったいない気がして、乗車券のみの購入にしてたんです。
ということは、今晩は快適に寝られないぞということで、まだ人の少ないフェリー乗り場のベンチを3つ使わせてもらって(お行儀悪くてすみません)、横になってiPadでマンガを読みます。
あぁ、快適。

そんな感じで快適にマンガ(東京喰種)に没頭していたら、フェリーの乗船時間が近づいてきました。

船旅といっても言っても「出国」ですから、それなりに時間が掛かるだろうと、前もって行動してみたんですが、軽くチケットを見せて、ちょっとアバウトな感じの金属探知機をくぐっただけで終わり、飛行場とずいぶん違うもんだと驚きながら、ついに乗船。

もう気分はタイタニックに乗り込むジャックです。
さぁ、新世界へ出発だ!(沈没はぜひ回避したい)みたいなウキウキ感を胸に、デッキに飛び出します。

先日までの猛暑はどこへやら、初冬かしら?ぐらいの冷え込む夜(10時半ぐらい)でしたが、コーラ片手に出航を今か今かと待ちます。
ガコン、ウィーン、ガガガガ、ガコン
、みたいな思わせぶりな音が延々と20分ぐらい続いた後で、ようやく出航!

だんだんと小さくなる町を眺めて、こんな感じの景色を、1500年ぐらい前に生きていた人たちも見たのかなぁ なんて歴史ロマンを感じながら、しばらくデッキでまどろんでいましたとさ。
 
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