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店長、ケルトの国へ行く

8日目 生・ミゼラブル

本日は、大好きなミュージカル「レ・ミゼラブル」の鑑賞。
こちらも何ヶ月か前に最前列を予約したので、かなり楽しみ。

でも、夜7時からなんで、まずは映画「パレードへようこそ」のモデルになった、LGBTの人たちが炭鉱夫をサーポートしたグループ「LGSM」の作戦本部でもあり、ロンドンのLGBTの人たちに愛されている本屋さん「Gay’s the Word」を訪問。
何かしら本を買って読んでみようと思って、いろいろ見てたんですが、洋書ってなかなかのサイズ感なんですよね。
少し店主さんと話して、おすすめを聞けたので、その中の小ぶりな本を購入。

次に、手洗い洗濯が面倒になってきたのでコインランドリーに移動。
4ポンドで洗ってくれるとのことなんで、1ポンドずつ硬貨を入れたら、どうも新しい硬貨は受け付けてくれないらしい。
でも、お釣りをもらう時に、古い硬貨か新しい硬貨かいちいち指定はしないしなぁ、なんて面倒な、ということで諦めて、帰ろうとしたら、すでに受け付けられた3ポンドが返ってこない!
そしてその機械には「お釣りは出ません」の文字が。
ヒーハー!
なんてこった、ここは自由の国か。
(まぁ、その店だけかもね)

仕方ないので、一旦洗濯物を持って帰って、電車で適当に移動。

ちょうどこのころロンドンのテロが多かったので、あまりベタな観光地は避けて、セント・ポール大聖堂付近を散策。 その周囲に陽当たりのいい素敵な芝生があったので、近くでイタリアンのテイクアウトを買って、昼ごはん。
靴を脱いで、荷物もおろして、半分横になりながら、うとうとしてはちょっと食べて、またぼんやりしてうとうとする。
もう、完全に牧場の羊だね。(いいなー、羊いいなー)

まったりしているうちにレミゼの時間になったので、繁華街へ移動してお目当の劇場クイーズ・シアターへ。

いざ自分の席についてみると、意外と狭い!
ステージの横幅も、かなり小さめな印象。


でも、その年季の入った歴史を感じる劇場、膝が当たる位置にあるステージの半地下で準備しだすオーケストラメンバーたちを見てると、どうしたってテンションは急上昇。

そして、幕が開くと、横幅はそんなにないけど、奥行きがすごい!
歌舞伎の廻り舞台と同じシステムで、所狭しと演者さんたちが駆ける、駆ける。
手の届く位置で熱演し、熱唱する演者さんたちの迫力にすっかりやられてしまいました。

店長的にはおなじみの曲ばかりですが、やはり演者が違えば、演出が違えば、国が違えば、全然別物なんですね。

また、半地下で演奏するオーケストラのみなさんですが、指揮者の方だけ上半身が舞台上に見えていて、舞台の状態を見ながらオーケストラに指揮を出し、それに合わせて演奏する、そのよくできているけど、指揮者の負担デカくね?ってシステムに驚き。
いやあ、どんな頭の回転があれば、この状態を指揮棒ひとつでコントロールできるんだろう。
すごいなぁ。
ぜひとも、レミゼ好きの両親を連れて、もう一度訪れたいなと思いました。

さて、興奮冷めやらぬまま劇場をあとにし、何か食べようとぶらぶらしていると(この劇場の周りは中華街)トーキョーダイナーって、そのまんますぎて逆に怪しい日本料理店を発見。
そろそろ和食が恋しくなってたんで、思い切って入ってみると、日本人のバイトがたくさんいるいわゆる定食屋。
なのに、日本語でしゃべるタイミングを逃したせいで、無駄に英語で注文。(恥ずかしい)

店長はすごく大豆製品が好きな人で豆腐に飢えてたんですが、冷奴が600円ぐらいしたのでさすがに諦めて、カツ丼を注文。
たらふく食べたら案の定お腹が痛くなって、ヘロヘロになりながらなんとかホテルへたどり着きましたとさ。
 
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