Dervishのフルート奏者リアム・ケリーが、20世紀初頭のフルート奏者をテーマにしたソロ・アルバムを発表。


出典 https://www.colemanirishmusic.com/

アイルランドの人気トラッド・バンド「ダーヴィッシュDervish」のフルート奏者、リアム・ケリーLiam Kellyの2枚組ソロ・アルバムが9月に発売されました。

20世紀初頭にアメリカに渡ったカウンティ・リートゥリムのフルート奏者ジョン・マッケナJohn McKennaが使用していた実物のフルートを使い、マッケナの音楽を録音するという例のないプロジェクトです。

アルバム・タイトルは”At home with McKenna”といい、アイルランド北西部、北リートゥリムのドラムキアラン村Drumkeeran villageに近いTarmonの、Tents Mountainにあるマッケナの農場で録音されました。伴奏はピアノ奏者のケヴィン・ブレホニーKevin Brehonyが担当しました。農場はジョン・マッケナ協会The John McKenna Societyにより修復され、フルートの修復はコークCorkのフルート職人Hammy Hamiltonが無償で手掛けました。

リアム・ケリーはスライゴータウンSligo Townで育ち、90年代にロンドンで職を得て働いていましたが、スライゴーで開催されたフラー(伝統音楽の祭典)を見て伝統音楽家になることを志し帰郷、地元の仲間とともにダーヴィッシュを結成しました。ダーヴィッシュは30年以上もの間、アイルランドを代表する伝統音楽バンドとしての実績を積み、アルバムは14枚を数えます。

ケルトの笛屋さんでは、当アルバムをアイルランドから取り寄せますので、ご興味のある方は9月25日までにお問合せフォームから、タイトルを「リアム・ケリーCD希望」としてお名前、ご住所、メールアドレスを添えてお申し込みください。価格はおそらく税込み3,000円程度になります。