【新入荷】Rob Forbes アイリッシュ・フルート D管(ポリマー製)

アメリカのフルート職人、ロブ・フォーブスさんが制作したデルリン製アイリッシュ・フルート D管が新たに入荷しました!

Rob Forbes アイリッシュ・フルート

アメリカはコロラド州のフルート職人、ロブ・フォーブス Rob Forbesが制作したデルリン製アイリッシュ・フルート、D管です。

アイルランド音楽の演奏に最適な引きしまった音色、力強い低音、軽さが特徴です。

メンテナンスが不要なポリマー製フルートで、入門者に特におすすめしたいフルートです。

調:D管
素材:デルリン(ポリマー)
重量:約270g
長さ:58.5cm
チューニング:可能
分割:3分割
ケース:あり

以下はフォーブス氏のホームページの翻訳です。(リンクは下部にあります)

私のフルートは単一素材から削り出しています。

本体の制作にあたっては、200年前にフルート職人達が木からフルートを作っていた基本手順に従っています(私は電動工具を使ってはいますが)。

最後の仕上げ、つまり指孔を開けて、角を丸くするのは、フルートのヴォイシング(音色の調整)やチューニングには特に重要です。

私が作るすべてのフルートは、新しいオーナーに届ける前に1本ずつ演奏し入念にチェックしています。

私のフルートの特徴は…

●プラテン・スタイル
プラテン・スタイルのフルートは大きな指孔、先細りのボア(管の内側)、、比較的大きな音量でリード楽器のような音色を出すことができることが特徴です。

私は自分のフルートを「プラタン・スタイル」と形容しますが、ボアと歌口、指孔の寸法が歴史的なプラテンのフルートと同じであっても、何か特定の楽器のコピーではないからです。

また例えば先端にC足部管がないDフットなど、ジョイント部分の製造においても歴史的なフルートとは異なります。

●三節構造
下部を2つに分割することで、両手の指孔の角度をそれぞれ持ちやすい角度にデザインすることを可能にしました。

●チューニング・スライド

フルートは革新的なチューニング・スライド(特許出願中)のデザインによってチューニングが可能になっています。

●アイルランド音楽の演奏に最適
アイルランド音楽の演奏者において重要な2つの要素に特に注意を払って調整をしました。

それは最低音のDが強いこと、そして焦点が合ったリード楽器のような音色が出せる歌口の形状です。

●デルリンという素材
デルリン(またはポリマーpolymer、アセタルacetal、ポリペンコPolypenco)はフルートを作るのに最適な人工素材です。

その理由として熱帯性の硬木に似ている音色を備えているのに比較的安く、木のように収縮したり割れたり品質保持のために定期的にオイルを塗らなければいけないといった問題がないことが挙げられます。

●金属製リング
ジョイントは銀メッキを施したリングを巻いています。

●密閉したジョイント
メンテナンスをさらに簡単にし安定性を高めるために、ジョイント部分は人工素材のリングで密閉しており、湿度変化に関わらず完全で一貫した気密性を実現しています。

●オプションにてネジ式のヘッドコルクも装備可能
頭部管のヘッドキャップ(フタ)とヘッドコルクは、通常は一体化していますが、追加費用にてヘッドキャップをネジのように回すことでコルク位置を調節できる機構を装備することができます。

これにより、ヘッドコルクの位置を動かしやすくなり、音色の反応や第三オクターブ目の音程を調節できます。(なおすべてのフルートのコルクの位置は出荷時に最適化しています)

ケース
スポンジ状のクッションが入ったプラスチック製のケースによりフルートを3つに分割したコンパクトな状態で収納できます。

Rob Forbes ホームページ(英語)
The Limerick Lasses(演奏動画)
Jim Donoghue’s(演奏動画)
Scattery Island(演奏動画)


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