お問い合わせいただくことの多い「LovelandレバーとCamacレバーの違いについて」の解説をご紹介します。
レバーは、かけることにより弦を押さえて、弦の張力と弦長を変えて半音を調節するための機構で、どちらの種類でも同じように利用することができます。
Lovelandレバー
プラスチック製のレバーで、レバーをかけるとレバーが弦を斜めから押さえます。
そのため、一瞬ですが弦を擦る力が働き、弦を摩擦によって削るために弦の寿命が比較的短くなると言われています。(弦に接触する部分が切れやすくなります)
また、レバーが若干硬く、押し込まなくてはいけないために、曲中でとっさに半音を変更する際に動かしにくいという声を聞くことがあります。
耐久性が金属製レバーより弱く、ぶつけてしまうと割れることがあります。
ただし、レバー部品のみの交換は可能です。
Camacレバー
金属製のレバーで、弦を真上からローラーのような部品で押さえるため、弦との摩擦がなく弦への負担が少ないと言われています。
また、Lovelandレバーに比べて軽い力で動かすことができるため、曲中でとっさに半音を変更する際に動かしやすいと言われています。