シルヴァン・バルーのツアーにかける思い

公演初日から大盛況となったシルヴァン・バルー&ロナン・ペレンの来日ツアー。

今回のツアーにかける思いをhataoさんに語っていただきました!

シルヴァン・バルーのツアーにかける思い

フランスのブルターニュから、モンスタークラスの笛奏者、シルヴァン・バルーとシターン奏者のロナン・ペレンのツアーが、ついに始まりました。

シルヴァンは僕と同い年の1978年生まれ。

僕がアイリッシュに熱中していた20歳前半の頃から、ブルターニュにすごい若手奏者がいるらい、という話はアイリッシュ・フルート奏者界隈で噂になっていました。

その後、Comasというアイリッシュ・バンドで彼のすさまじい演奏が知られるようになり、アイルランドの伝説的音楽家Donal LunnyとのバンドTriadや、ペルシャの音楽家などを迎えたソロ・アルバムで、その幅広い音楽性と卓越したテクニックが明らかになりました。

僕は若い頃から、アイリッシュ・フルートという楽器には底知れない可能性があると考えていました。

ヴァイオリンのように、アイルランド音楽という枠を超えて、世界の伝統音楽を自由自在に表現できる、そんな潜在能力があります。

それを証明してくれるのが、昨年招待したジャンミシェル・ヴェイヨンであり、今年招待したシルヴァン・バルーなのです。

シルヴァンはフルートのほかに、ホイッスル、イリアン・パイプス、北インドの竹笛バンスリーや、アルメニアのダブル・リード楽器ドゥドゥクも素晴らしいレベルで演奏します。

それらで培った音楽的能力をもってフルートの演奏に応用しています。

つまり、バルカン半島の装飾音やリズム感、トルコやペルシャ音楽のスケール感、インド音楽の声のような歌い方をも、すべてフルートで表現してしまいます。

これには驚嘆するばかりです。

僕はかねてより世界の民族文化や言語に深い興味があったのですが、彼の音楽を見ていると、一人の人間がいったいどれほど多文化的でありえるのか、ということを考えさせられます。

彼ら二人は世界中を旅し、世界の音楽家と交流し、世界の美食を知っています。

同じ時間だけ生きてきたのに、こんなに広く・深く学び経験を積んだ彼らがとても羨ましく、そしてまた地球には、本当に素晴らしい物事がたくさんあるんだなあと思わずにはいられません。

シルヴァンたちから学ぶべきことが本当に多いです。

今回は、僕の手作りの公演で、企画交渉、滞在中の生活のお世話、プロモーション、アテンド、通訳、運転まですべて一人でこなします。

たとえ自分が赤字になってしまっても、こうして毎日彼らと同じ空間で同じ時間をすごし、音楽を聴いて学べることが何よりも幸福だと思い、企画しました。

ですが、もちろん赤字では来年から続けることができません。

僕の思いを受け止めて、コンサートに来てくださることが、何よりの応援になります。

ツアーは今日の大阪市、名古屋市、愛知県新城市、長野県松本市、栃木県宇都宮市、東京を周ります。

彼らに会いにきてください。

音楽家として素晴らしいのはもちろん、ユーモアのある紳士たちです。

アイリッシュ・ファン、ブレトン音楽ファン、笛が好きな方、民族音楽全般が好きな方には強力にオススメします。

ぜったい後悔させませんので!まだまだ予約受付中です!

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