【第7回:3日目 アメリカの高校のグラウンドが広い】アメリカ・カナダとケルトのこじつけ旅行記

さて、夜になりますと、ご近所の高校のグラウンドで花火大会があるってなわけで、そちらに行く予定。

実はこの日は7月2日。

そう、あと2日でアメリカの独立記念日ですね。

で、独立記念日界隈はどこもかしこも花火大会したいので、地域ごとにある程度話し合いなり抽選なり喧嘩なりをして日程をバラけさせるんだそうです。

で、こちらの高校は独立記念日の花火大会 2日前倒しグループになったってわけですね。

なるほど、そんなシステムがあったのか。(あと花火大会をするのは独立記念日ぐらい、それ以外の日に日本みたいな花火大会はあまりないそうな)

さて、ギターのお兄さんとほど近くの高校にやってまいりました。(この2人きりのパターンは緊張する)

そしてギターのお兄さんは初のアメリカ旅行、英語は学校卒業後は全く使ったことなどない、ということだったので、ここは店長ががんばらねば。

そんなわけで、いつもは絶対に発揮しないリーダーシップなるスキルを奥底から探し出して、警察官だらけのゲートをくぐります。

滑走路?ってレベルの広いスペースを抜けると体育館やら、何かしらの搬入口やら、もうひとつ体育館やら、グラウンドやら、もうひとつグラウンドやらが現れます。

ひ、広い…

てか何をそんなすることがあるの?という疑問はさておき、まあ、アメリカなんだから広いってのは想像していますし、散々ハリウッド映画で見ている学校の風景とさほど変わるわけではないんですが、でも実際に立ってみると、本当にでかい。

何?ちょっと大きいサイズの種族用なの?ってぐらい天井も高くて、開放感がすごい。

そして、なんとなく生徒は大変そう。(いったい毎日どれだけ移動せにゃならんのか)

席もまた、映画なんかでよく見る階段状に並んだベンチ(背もたれなし、アメフトとかを見るパターンのグラウンド)にやってきて、着席です。

独立記念日は本当に大きなお祭りイベントなので地域の人たちもたくさん、いやほんと、めちゃくちゃたくさんやってきています。

つくづくアメリカには色々な人種の方が住んでるんだなと感心しながら、いざイベントスタート!

出典 Pixabay

「花火が始まって、サクッと終わって、おっつー」ってスケジュールを予想していたら、全然そんなことはないんですね。

高校生による出し物、このイベントにたくさん寄付したクリーニング屋さんのおじさまのスピーチ、軍服着たおじさまのトランペット演奏、ボーイスカウト、ガールスカウトによる厳かな国旗運び、国旗掲揚、どなたかの国歌斉唱…

どれもこれもアメリカ的で、ことあるごとに大盛り上がりするもんだから、なんというか全力で飽きさせないような感じで楽しい限りです。

ついに花火が始まりまして(でも花火って文章で説明するものでもないから、いいか)さくっと終了しましたとさ。